インクジェットの耐久性はインクの種類によって変わります

   

インクジェットには2つの種類があり、有機溶剤と顔料を合わせた溶剤インクと水性インクに分けることができます。どちらも看板や垂れ幕などに使うことができます。設置する場所によっては、使用するインクを使い分け、屋外の場合では溶剤インクを使用します。一方の水性インクでも屋外用の看板に使うことができますが、紫外線や雨などの水分に弱いため耐久力に欠けるので注意が必要です。
逆に溶剤タイプは、紫外線や雨に強く耐久性も十分にあるため約3年から4年間は手入れをしなくてもそのまま設置をしておくことが可能です。ほとんどの商品はUVカットラミネートの加工がしてありますが、看板製作会社によってはノミネート加工をしていないケースもあります。その場合の耐久性は約1年から2年と短くなるため、加工の有無に関しては必ず確認をしておきましょう。

どちらのインクにもメリットはある

溶剤インクの耐久性の高さは、UVカットラミネート加工の機能によるものだけではなくインクそのものの特性も関係しています。看板として使用する塩化ビニール等の表面に対して侵食することで、顔料がしっかりと定着し色褪せがしにくいという特徴があります。また、溶剤インクは臭いがあるタイプが一般的でしたが、現在では臭いや人への影響も少ない特殊なタイプも開発されています。ただし臭い等に関しては看板やポップなどを制作する場合のメリットです。看板などを注文す方は、これらの点は気にする必要がなくロット数によるコストの削減や耐久力に関して注目しましょう。
水性インクの場合では、有機溶剤が入っていないため工場にかけるコスト削減ができ、提供価格も低く設定することができるという点です。そのため、購入者側が溶剤インクの製品よりも安く購入することができ、短期間でデザインを変えて垂れ幕等の設置をする場合は大きなメリットとなります。

使用目的によって使い分けてみよう

溶剤インクや水性インク等のインクジェットは、使用する目的や場所によって大きなメリットやデメリットにもなります。耐水性や耐候性機能が必要な屋外では、溶剤インクを使用したタイプが適しています。そのため、価格は水性インクに比べて高くなりますが、頻繁にデザインを変えないのであれば多少高くてもこちらのタイプを検討しましょう。水性インクの場合では耐久力が少ない代わりに屋内や期間限定のキャンペーンなど短期間で何度か内容を変える必要がある場合にその機能が発揮されます。水性タイプは耐久力が低い代わりに発色の良さが1つのメリットとなります。訴求力を強く求めたい場合や見た目の印象を強くするには、発色の良さはかなり重要になります。
それぞれの特徴に合った使用目的を明確に決め、必要であれば水性タイプに対しても加工を施すなど工夫をしてみましょう。